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印刷の豆知識

印刷通販の色校正をおすすめしない4つの理由

この記事は色校正と印刷通販について、デザイナーさんや印刷通販で色校正を検討している方へ向けた記事です。

印刷通販でも色校正をする事はできますが僕はおススメしません、この記事では印刷通販の色校正をおすすめしない理由を説明してありますので参考にしてください。

 

色校正とは

初めに簡単に色校正とは何かを説明しますね。

簡単に言うと印刷前に色を確認する作業。

難しく言うとモニターで見えている色やプリンター出力は、実際の印刷と色味が違うので、印刷する前に全体的な色の雰囲気や写真の色を確認する作業。

「ん、モニターで見てる色と印刷された色が全然違う」こんな事を防ぐために行います。

 

プリンタープルーフ・インクジェット色校正・本機校正の3つが色校正の主流で再現度と費用に違いがあります。

ちなみに各印刷会社で呼び方は違うんでしょうが

プリンタープルーフ=紙出し

インクジェット色校正=色校・インクジェット

本機校正=刷り校 なんて言ったりします、蛇足でした。

 

プリンタープルーフ

レーザープリンターで色校正を出力します。

価格は安いのですが雰囲気(イメージ)をつかめる程度で再現性は低い。

率直に言いますと色校正には向きません。

 

インクジェット色校正

色校正といえばインクジェット色校正が主流、価格の割に再現度も高いのでおススメ!

実際の印刷機とできるだけ近くなるよう調整されたインクジェット校正機を使って出力します。

費用は出力サイズによって違いますがB4サイズ片面なら1500円程度。

デメリットは専用紙(光沢のある厚紙)なので、特殊紙で本印刷する場合は仕上がりが少しイメージしにくい。

本機校正する場合でも、初回から色調整が終わるまではインクジェット色校正で済ませ、最終確認の意味で本機校正をします。

 

本機校正

本印刷と同じ印刷機で、本印刷と同じ紙を使って試しに印刷します。

本当に印刷しますので当然ですが、現物のイメージが100%わかります。

当然ですが本機校正すると費用が高いです。

 

 

色校正の流れ

  1. 印刷会社が色校正紙をお客様へ提出
  2. お客様が色校正紙を確認
  3. 色校正OKであれば印刷指示(NGの場合は修正データを作成し再度色校正)
  4. 印刷会社は色校正OKの色見本に色を合わせて印刷

※色校正は一回ごとに料金が発生しますので、回数が多くなるほど費用が膨らんでいきます。

 

印刷通販で色校正はおすすめできない4つの理由

色に厳しい物件は危険

色校正が必要になるシビアな印刷物件を発注するクライアントさんは、品質には厳しく少しくらい価格が上がっても品質を重視すると思います。

こういうクライアントの物件を目先の利益だけで印刷通販に発注するのは非常に危険です。

色校正と違うとクレームになった場合、地元の印刷会社なら、どう対応するか営業マンが相談してくれるでしょう。

しかし印刷通販の場合、営業マンもいなく融通が利きませんし距離も離れているので早急な対応も難しいので責任はあなたが取るしかありません。

 

色に厳しいクライアントの場合、後の事を考えて印刷通販は使わない方が絶対に賢明です。

 

色校正のやりとりに時間がかかる

データはネットでのやりとりですが、色校正は宅急便でのやり取りなので時間がかかり過ぎます、地元の印刷会社だったら当日中に持ってきてくれますからね。

色校正を行う頃は修正も終わり、ほぼ印刷直前で納期も刺し迫っている事がほとんどで宅急便で色校正なんかやってられません。

相当に納期に余裕がある印刷物だったらいいんでしょうが現実的じゃないです。

 

費用が掛かりメリットが相殺される

色校正に費用が掛かったら印刷通販のメリット「価格の安さ」が打ち消され、意味が無くなってしまいます。

色校正の代料金は普通の印刷会社と大した変わらないですからね。

 

自分で色調整が必要

地元の印刷会社のように「いい塩梅に色調整してよ」なんて事は依頼できず、自分で色調整するのがきつい。

当然、色校正の回数も無駄に多くなり費用がかさみます。

 

印刷通販各社の色校正比較

参考までにプリントパック・印刷の通販グラフィック・印刷通販JBF・印刷のWAVE・ラクスルの印刷通販5社で、色校正の対応状況を比較してみました。

プリンタープルーフインクジェット色校本機校正その他
プリントパック
印刷の通販グラフィックインクジェット色校は本紙可能
印刷通販JBF×Xインクジェット校正のみ
印刷のWAVEXX高性能オンデマンド出力による校正、本紙出力可能
ラクスルXXX色校正不可

意外だったのは、本機校正できるのは5社の中でプリントパックとグラフィックだけでした。

まぁ、普通の印刷会社でもインクジェット色校しか普通つかわないので、印刷通販だったら本機校正する方なんて少数でしょう。

グラフィックのインクジェット色校は本印刷と同じ用紙が指定できるのが魅力ですね。

ラクスルは提携している印刷会社の中で、空いている印刷機で印刷するシステムなので、どこの印刷会社で印刷するか決めることができず色校正不可。

比較した結果ですが色校正に関しては印刷の通販グラフィックが頭一つ抜けているイメージです。

 

まとめ

  1. 色や品質に厳しいクライアントの物件はクレームになった時の事を考えて、印刷通販では無く地元の印刷会社に発注する。
  2. 色校正をすると印刷通販のメリット、低価格の意味が無くなってしまうのでおススメ出来ない。
  3. 色校正のやり取りを宅急便で行うので時間が掛かりすぎる。
  4. 色調整を印刷通販は自分でしなければいけない。

 

簡単にまとめるとこういうことになります。

印刷通販には小ロット・単発・色校正不要の印刷物を発注。

地元印刷会社には大ロット・特殊な印刷物・色校正が必要なシビアな印刷物を発注。

こんな感じで物件ごとに上手に印刷会社を使い分ける事をおすすめします。

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