グラフィックデザイナーのpanと申します。
フリーでのグラフィックデザイナー暦は11年で、それ以前は牛乳メーカーでリーフレットや商品パッケージのデザインをしていました。
独立してしばらくは、牛乳メーカーに在社していた時に付き合いのあった数件の印刷会社を利用しておりましたが、ネットで印刷通販の価格を見てビックリしました。
付き合いのあった印刷会社の半値以下は当たり前で、しかも使ってみると品質も同じでした。
今では印刷は全て印刷通販を利用し、リーフレットはこの印刷通販、名刺だったらこちらの印刷通販というように使い分けができるまでに詳しくなりました。
そんな私がメインで使っているのが 「アドプリント」です、かれこれ10年程前から「アドプリント」を使っているので、どんな印刷通販なのか紹介したいと思います。
個性的な用紙が豊富
印刷通販を選ぶポイントとしては、安価でできることはもちろんですが、取り扱っている用紙の種類も重要です。
なぜかといえば、同じデザインでも使う用紙によって、かなり印象の異なる商品(印刷物)に仕上るからです。
私がアドプリントを使い続ける理由のひとつは、他の印刷通販では取り扱っていない個性的な「高級紙」が使えるです。
もちろん、一般紙を使うときよりも費用はかかってしまいますが、個性的で上品な商品(印刷物)が完成しお客様にとても喜ばれています。
ここでは私が普段使うことの多い用紙について、ご紹介したいと思います。
レザック
落ち着いたナチュラルな織り模様が特徴の「レザック」。発色に優れているので、ポストカードなどに使っています、強度もあるので、冊子の表紙などにもよく合います。
キーカルアイス
白の表面に薄く銀のパール加工をした「キーカルアイス」は、個性的なデザインの商品によく合います。こちらはイラスト入りの名刺などによく使います。
スタードリーム
角度によって鮮やかなパールがメタリックな光を醸し出す「スタードリーム」も、独創的なものを好むクライアントさんにも好評です。
フィラレ
和のテイストを持つ「フィラレ」は、特殊工法による耐久性のある紙で色の表現力があるので、写真を使ったメニューに使いました。
マシュマロ
滑らかで綺麗な材質の「マシュマロ」は、女性の名刺に使っています。
ビレッジ
色の再現性に優れていて、波打つようなエンボス加工を施した「ビレッジ」も、やさしい印象なので、ショップカードやポストカードに使うことが多いです。
用紙サンプルは会員登録すれば無料請求できるので印刷する前にサンプルを見て確認しておきましょう。
また、用紙サンプルは時々改定されるので最新版を請求しておくのも忘れずに。
※名刺のイメージ画像は全てアドプリント様のサイトより引用させて頂きました。
WEBサイトが見やすく快適
どんな業種にも共通して言えることですが、カラフルすぎて見づらいWEBサイトというものに遭遇することがあります。
サイトへと辿り着いたのはいいけれど、画面を見ているだけで疲れてしまい、注文を断念してしまったという経験はありませんか?
印刷通販のサイトは特にカラフルなサイトが多く、派手な広告がサイドバーに上から下まで大量に並べられ使いずらく目が疲れるサイトもあります。
そんなカラフルなサイトが多い中、アドプリントのWEBサイトは、たくさんの色は使わずに、見やすさやわかりやすさを重視した、どちらかといえば大人しめなサイトです。
2017年にはサイトのリニューアルを行っており、より快適に使えるようになりました。シンプルで快適なサイトは私の回りのデザイナー仲間にも好評でアドプリントの魅力でもあります。
マイページが便利
会員登録をすると、サイト内に「マイページ」ができます、 ここでは『注文・データ入稿 → データチェック・入金確認 → 印刷・加工 → 発送』というように、注文から受け取りまでの状況すべてを確認できます。
アドプリントでは過去1年以内に注文したものであれば、データ入稿をしなくても再印刷が可能です。
やり方は簡単でマイページの「受取完了リスト」の中から、該当する注文を探して再注文ボタンをクリックして注文に進むだけです。
印刷通販では最近の注文でもデータの保存はせず、その都度データの入稿をするのが普通なので、アドプリントの再注文システムは便利ですね。
アドプリントのデータチェックについて
ゆとりを持った発注を心がけていても、締め切りギリギリになってしまうことも少なくはありません。
そんな時は、せめて入稿したデータに不備がありませんように、と祈るような気持ちでいるわけなのですが、やはり不安になってしまいます。
アドプリントでは、入稿後のデータがどんなタイミングでチェックされるのか、また、不備があった場合にはどんな対応をしてくれるのかを、私の経験からお伝えしたいと思います。
スピーディなデータチェック
アドプリントでは、オペレータによるデータチェックがされ、入稿したデータに問題がないことが確認されると発送予定日が確定されます。
これは、私の経験からの推測になってしまうのですが、受付後30分から1時間くらいで、データのチェックがスピーディに行われているものと思われます。
また、データに何らかの不備があった場合は、登録の電話に連絡が来ます(電話が繋がらなかった場合はメールで連絡があります)。
例えば「埋め込みができていない」など具体的な不備の内容を指摘してくれるので、この連絡に何度か助けられたことがありました 。
ただし、データ入稿の締め切りは15時なので、その時刻を過ぎると翌営業日扱いの受付となるため、注意が必要です。
※アドプリントにはダイレクト入稿や自動チェックは無く、必ずオペレータ-によるデータチェックになります。
トラブルについて
アドプリントを利用し始めて10年ほどになりますが、印刷通販で良くある色のイメーシが違っていたなど、色に関するトラブルはありませんでした。
思ったよりも色が濃かった、薄かったということがないわけではないのですが、クレームをつけるほどのものはありません。
こちらでも、紙の特性を知ることによって色の選び方も変えてきたこともあるのかもしれませんが、いつも期待通りに仕上がり満足しています。
ただ2度ほど、注文した枚数より明らかに少ない枚数しか届かなかったこトラブルがありました。マイページの「問い合わせ」で連絡した際は、丁寧なおわびの文面が返信されてきました。
不足分もわずかな日数で届き、迅速な対応でした。そして、これはデザイナー仲間の談になりますが、印刷に若干のズレが見られた時に相談をした時にも、すぐに対応してくれたとのことでした。
アドプリントで印刷トラブルはほとんど無いが、あっても軽微な物で迅速に対応してくれるというのが私の感想です。
アドプリントの注意したい点
アドプリントにも注意したい点がいくつかありますので、こちらも紹介したいと思います。
土日祭日は完全休業
アドプリントの営業時間は10時から17時で、土日祭日は休業日となっています。
営業時間外もしくは休業日には、データの受付はされていてもオペレータによるチェックは営業日までありません。
例えば金曜日の18時に受付されたデータのチェックは月曜日の10時以降になるので、納期の厳しい場合は他の印刷通販に発注しています。
ただし、名刺やポストカード、ステッカーなどは、仕上がりが美しいアドプリントに発注したいので、ゆとりを持った発注をするようにし、上手に使い分けをしています。
1万円以下の送料は割高
『商品金額1万円以上で送料無料』 ですが、1万円以下だと500円~600円になります。
名刺やショップカード等の価格の安い物件では、この出費は痛いと感じる事もあります。
商品代金に関わらず、送料は無料 という印刷通販もあるようなので、せめてクロネコDM便で送料160円からも取り扱って欲しい所です。
まとめ:アドプリントは一般の印刷会社に近い
10年ほどアドプリントを使ってきた私が思うに、アドプリントは一般の印刷会社に近い印刷通販です。
というのも、データーチェックはオペレーターさんのチェックだったり、データに不備があった場合はすぐ電話で連絡が来たりと一般の印刷会社と同じです。
他の印刷会社では取り扱っていない高級紙が使えたり、印刷も安定しているのもアドプリントを使っている理由ですが、一番大きな理由は印刷通販なのに一般の印刷会社と同じように親近感があるからかもしれませんね。
最後まで、読んでくれてありがとうございます、ここまで来たらアドプリントのWEBサイトものぞいてくださいね!